補聴器を購入するときに補助となる補助金や助成金について解説しています。
市や都・地方自治体などに申請すると支給される補助金・助成金の制度がありますが誰でも対象になるわけではなく、対象条件をみたす必要がありますのでご注意ください。当店では補聴器購入時の補助金・助成金の申請書提出や医療費控除の申請についてもサポートしています。お気軽にスタッフまでおたずねください。
補聴器の補助金制度のしくみやながれがイマイチわからないとお悩みの相談を受けることがあります。補聴器の補助があるなんて知らなかったという方もいらっしゃいますし、誰でももらえると思っていたという方も少なくありません。今回は補助金・助成金のことでわからなかったことを解決していきましょう。
補助金・助成金の対象者
補助金・助成金の対象となる方についてまずはご説明します。地域により対象となる条件に違いがありますが大阪府では以下の方が対象となります。
- 聴覚での障害者手帳を所持している
- 18歳未満で障害者手帳に満たない聴力である
障害者手帳を取得される、お持ちの方
聴覚による障害者手帳には等級がありますがいずれの等級でも補助金が出ます。
障害の等級 | 条件 |
---|---|
2級(重度難聴) | 両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上のもの(両耳全ろう) |
3級(重度難聴) | 両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの) |
4級(高度難聴) | 1 両耳の聴力レベルが80デシベル以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの) 2 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50パーセント以下のもの |
6級(高度難聴) | 1 両耳の聴力レベルが70デシベル以上のもの(40メートル以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの) 2 一側耳の聴力レベルが90デシベル以上、他側耳の聴力レベルが50デシベル以上のもの |
障害者手帳に満たない18歳未満の方
18歳未満の難聴児に関しての補助ですが、大阪府内では大阪府難聴児補聴器交付事業という補聴器補助があり、大阪府にお住まいで障害者手帳の取得に満たない(両耳の聴力レベルが60デシベル以上、70デシベル未満)18歳未満の難聴児を対象としている補聴器の補助です。
大阪府のサイトはコチラ
補助金・助成金の対象にならないケース
補助金・助成金の対象者はすべての方ではなくお住まいの地域やご自身の年齢、聴力などで対象にならない場合があります。
- 障害者手帳の取得条件に満たない方
- 18歳以上の方
- 市民税所得割額が46万円以上の世帯の方
補助金・助成金の流れ
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- 役所にて医師が記入する補聴器購入費用給付診断書・意見書をもらって意見書のかける病院を紹介してもらう
- 補聴器相談医を受診して診断書・意見書を書いてもらう
- 補聴器販売店に行き、医師の意見書をもとに補聴器の見積書を書いてもらう
- 意見書・見積もり書を持って福祉事務所などの相談先にいき提出する
- 補聴器の補助金給付の判定
- 判定で許可がでると、補装具費支給券か支給決定通知が届く
- 印鑑と支給券をもって見積もり書をもらった補聴器販売店に行く
補助金・助成金の申請に必要なもの
補助金の申請には以下の書類等が必要となります。
- 身体障害者手帳
- 印鑑
- 代理委任状(未成年者もしくは自分では役所に行けない場合)
- マイナンバーカード
- 補聴器店発行の見積書
- 医師による補聴器購入費用給付診断書・意見書
補聴器に関する障害者手帳の申請の流れについてはコチラもご参考ください
補助金で購入できる補聴器と金額について
補助金の中で購入できる補聴器は障害者総合支援法対応の補聴器となります。補聴器の種類は耳かけ型と耳あな型とポケット型でお選びいただけます。それぞれ医師の検査にて補聴器の種類が決定されます。補助金は所得により全額の交付もしくは1割負担にて支給されます。
18歳未満の難聴児支援対象者の補助金額については大阪府内の市により違いがあります。
詳しくは各お住いの役所にお問い合わせください。以下より必要書類のダウンロードや金額が確認できる公式サイトを閲覧いただけます。
障害者総合支援法対象のおもな補聴器
当店での人気の支援法機種をご紹介します。障害者総合支援法の対象となる補聴器も近年では雑音が静かで快適性がある機種が増えています。補聴器のデザインや使える機能が限られていますがちょっとした外出や自宅メインで使われるには十分オススメです。
Phonak(フォナック) | Oticon(オーティコン) | GN Resound(GNリサウンド) | Signia(シグニア) |
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![]() ナイーダB30-SP/UP | ![]() エクシード3-SP/UP | ![]() ダイナロジックアンビオ | ![]() シグニア テネオHP+ |
補聴器購入の補助金・助成金でよくあるお問い合わせ
流れをカンタンに説明してきましたがまだまだ不明なトコロがあるかと思います。ここでは日頃よくお客様よりいただく補助金に関する質問をご紹介させていただきます。
補聴器の補助金・助成金のご相談
補聴器の補助金についてわからないことがあればご相談ください。補助金の申請を希望したい、手帳の等級の変更をしたい、自分が補助金の対象になるのか教えてほしいなどお困りのことであればお気軽にお問い合わせしてくださいね。
今回ご紹介した補助金以外に医療費控除の申請サポートもおこなっています。医療費控除の申請をご希望であればお気軽にご質問ください。
補聴器の医療費控除についてはコチラ
まとめ
補聴器の補助金についてご紹介しました。補聴器は高額ですので少しでも負担を減らして購入したいものです。補助金・助成金をもし利用できればお目当ての補聴器も少し安く購入することができますね。
補聴器の補助金の申請を一度しておけばこれから先の補聴器購入にもきっと役に立ちますよ。