あなたは集音器でいい人？それともダメな人？

補聴器と集音器、よく違いを聞かれます。根本的に違うのは補聴器は医療機器で集音器は家電製品の部類であること。ただこれだけではあまりピンとこないかもしれません。見た目も似ていますし、音を大きくするのも同じと思うでしょう。もっとシンプルに違いを説明すると、補聴器は自分の聴力を読み取って適切な音を増幅します。集音器はあらかじめ決められた範囲で聴力に関係なく音を大きくするモノです。

一般的に補聴器を使うべき人は難聴と診断されている方で、集音器は難聴とは診断されていない、または初期段階で少し聞こえが悪くなってきた人が使います。難聴の聞こえを補うのはカンタンではありません。難聴と言っても皆さんが同じ聞こえ具合ではないので、個人にあった音のバランスでなければ正確に聞こえを補うということはできません。

 
難聴は単純に聞こえないから音を大きくすると聞こえるというわけではなく、音のバランスが大事なんです。使用方法を間違えればより耳を悪くしてしまうこともあるので、補聴器と集音器で迷ったときは耳鼻科医師と相談をしてよく判断して選びましょう。