Q 骨伝導補聴器とはなんですか？

Q 骨伝導補聴器とはなんですか？

A 骨伝導というコトバをよく耳にすることがあるかと思います。最近はイヤホンなどでも骨伝導タイプというモノが売られていますね。骨伝導補聴器は一般的な補聴器と仕組みも見た目も違います。骨伝導補聴器は骨伝導という名前の通り、骨導音で聞きとりをおこなう補聴器です。カンタンに説明すると、骨の振動を聴覚神経に伝えて音を聞くという仕組みになっています。

骨伝導補聴器は耳の中にいれず、おもにメガネのタイプとカチューシャが主流になります。通常の補聴器とは違い、適応できる方が限られているのも特徴の一つで、誰にでも適応するわけではありません。骨伝導補聴器が適応する難聴というのは伝音性難聴がおもとなります。人間の聴覚には気導聴力と骨導聴力があり、骨伝導補聴器は骨導聴力が良好な方にしか適応しないんです。

 
また、片耳難聴の方でも骨導聴力が適応内であれば使用できるので補聴器販売店に相談してみるのがいいですね。ただ、骨伝導補聴器はは取り扱えるお店が限られています。というのも骨伝導補聴器はおもにメガネの形状をしているので通常の補聴器と違いメガネの知識も必要となるからです。メガネタイプの骨伝導補聴器はメガネのフィッティングができるスタッフがいないと販売するのはムリですので注意してください。

 
骨伝導補聴器は耳の解放感がえられるメリットもあるんですが、使用中は機械を骨の部分に当てておく必要があるのでしめつけで痛みを感じることもあります。骨伝導補聴器は問い合わせはよくいただくのですがなかなか適応するという方はいらっしゃいません。その場合は通常の補聴器を一度ためしてみてください。