防水性の高い補聴器のおすすめをご紹介していきます。そろそろ暑い時期がやってきますね。補聴器をこれから考えている、もしくは補聴器お使いのユーザーにとってこの暑い時期は心配になることがありますよね。夏場になると汗をかきやすくなるので補聴器が故障するのではないか心配になりますよね。夏だけに関したわけではないですが、補聴器の弱点の一つが水や汗です。補聴器は精密機器なので水にぬれたり、汗の侵入によって機械が故障してしまうことがあります。しかし、最新の補聴器の多くには防水加工されている機種が数多く出ているんです。防水性が高い補聴器を使えば汗や水でカンタンには故障しません。当サイトでは最新の防水補聴器についてご紹介しています。メーカーごとの機能などについてもあわせてご参考ください。
汗をかきやすく補聴器を着けるのが心配になったり、水場で作業することがあり壊れないか気になっていればぜひ当サイトの最新の機種をご覧ください。補聴器の中に精密な機械が入っているので汗や水に濡れると故障してしまうおそれがあるんです。しかし、多少の水や汗ではカンタンに故障しない、防水加工された補聴器があるんです。完全防水の機種はまだありませんが、あらゆる試験により防水性が認められた素晴らしい機種があります。紹介する補聴器は完全防水とは異なりますのであらかじめご了承ください。
ここからは、防水補聴器についてご紹介していきますね。
防水補聴器とは
防水補聴器はその名のとおり、防水加工が施された補聴器です。補聴器メーカーによっても種類が出ており、特殊なコーティングがされています。お風呂に入たっりどんな状況でも使えるのかというと、完全防水ではないので故障のリスクがあります。完全防水にしようと思えば機械が水に触れないように作る必要がありますが、補聴器にはマイクの穴があったり、電池を入れるバッテリードアに隙間が必要です。
完全密閉してしまえば現状では補聴器の機能がうまく働かないため、完全防水にはできないです。防水補聴器の多くは本体のケースに加工がされています。水やホコリをとおさない特殊なコーティング技術が発達し、それが補聴器にも取り入れられています。最新の防水補聴器に隙間部分にも防水パッキンを使用したり、高い防水性をほこります。
防水防塵の規格について
防水補聴器の防水と防塵性についてご紹介します。最新の防水性の高い補聴器にはIPという表記がついている補聴器があります。IP表記とは、キャビネットの機能のうち、危険な箇所への接近および、外来固形物に対する保護・水の侵入に対する保護について、IEC60529(JIS C 0920)にて保護等級として下表のように規定されています。IPにはそれぞれ数字でその防水性、防塵性(ホコリなど)に強いかどうかが決まっています。
IP表記は身近なモノで言えばスマートホンなどにも表記されていますね。IPの等級はJIS(日本工業規格)により試験をおこない等級が決められます。IPの次に表記されている数字はホコリの侵入などに関する等級です。0から6までで表記され、6が一番保護にすぐれていることを示します。その次にある数字が水に対する等級です。こちらは0から8までで表記され、8が一番すぐれている等級となります。最新の防水補聴器はこの等級がすべてIP68の最高クラスになっています。この等級がつけられたモノは水やホコリに関する試験をクリアしているのですが、完全防水とは異なります。
このような悩みがあれば防水補聴器がオススメ
防水補聴器は以下のようなお悩みがあればおすすめです。悩みも解消できますし、聞こえもおぎなえるので最新の防水補聴器には大変満足いただけると思います。
- 汗をよくかき補聴器の故障を経験している
- 職場に水回りが近くにある
- 趣味のスポーツなどでよく汗をかく
- 水以外にホコリが多い環境でも使いたい
- キャンプや釣りなどのアウトドアをよくする
汗をかきやすいことや水のある環境で使うことが多く予想されるのであれば防水性の高い補聴器がおすすめです。
ここからは、防水補聴器の種類についてご紹介します。
防水補聴器のタイプ
防水補聴器のタイプには耳かけ型タイプがメインとなっています。耳かけ型補聴器は耳にかけて着けるタイプで以前では故障のリスクが高かった機種です。最新の防水モデルは完全防水ではないものの普段の生活シーンの中で水や汗を守ってくれます。耳あな型補聴器はメーカーにより一部防水、撥水加工されている機種がありますが、基本耳あな型補聴器は以前より汗や水の故障のリスクが少ないと考えられています。
ここからは、防水補聴器のおすすめ人気機種をご紹介していきますね。
防水補聴器の最新おすすめ機種
防水補聴器の中でも人気がある機種をご紹介します。防水加工は年々よくなっており、ますます汗水やホコリなどで故障することがなくなっており、数年前では考えられないほどです。素晴らしい防水性と聞こえの性能をほこる最新機種を各補聴器メーカーでご覧ください。
フォナック(Phonak)
フォナック補聴器の中で人気がある防水性にすぐれた耳かけ型補聴器はオーデオBシリーズです。オーデオBシリーズはすべて最高クラスのIP68となります。IP68の等級なので水濡れにも強く、ホコリからも守ってくれます。しかし、完全防水ではありませんので、補聴器の乾燥や本体を拭くなどのお手入れは必要です。聞こえの性能はフォナック独自のオートセンスOSを採用し、環境にあわせて補聴器が自動に調整をおこなってくれます。オーデオBシリーズは電池式と電池交換がいらない充電式も選ぶことができます。電池交換が面倒に感じるなら充電式がおすすめです。
- オーデオB-312/13
B30 | B50 | |
チャンネル数 | 8ch | 12ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 158,000円 | 230,000円 |
B70 | B90 | |
チャンネル数 | 16ch | 20ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 350,000円 | 500,000円 |
- オーデオB-R
B50 | B70 | B90 | |
チャンネル数 | 12ch | 16ch | 20ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 272,000円 別途充電器12,000円 | 392,000円 別途充電器12,000円 | 542,000円 別途充電器12,000円 |
シグニア(Signia)
シグニア補聴器は以前より防水性の高い機種があります。防水性の高い耳かけ型補聴器の最新機種はNXシリーズです。防水の性能はIP68を取得しているので安心できます。シグニアNXシリーズは防水性にもすぐれていますが聞こえの性能も高くなっています。補聴器を装用したときに気になるポイントの一つに自分の声があります。自分の声は補聴器で拾いやすくなりますので補聴器を初めて着けたときなどに違和感を覚えることがあります。シグニアNXシリーズは自分の声を抑制してくれるOVP機能が搭載されています。そのほか、ツインマイクを搭載しているので集音力も高く聞きとりも満足におこなえます。
- Pure 312NX
3NX | 5NX | 7NX | |
チャンネル数 | 24ch | 32ch | 48ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 270,000円 | 360,000円 | 510,000円 |
- Pure 13NX
3NX | 5NX | 7NX | |
チャンネル数 | 24ch | 32ch | 48ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 270,000円 | 360,000円 | 510,000円 |
- Pure 10NX
3NX | 5NX | 7NX | |
チャンネル数 | 24ch | 32ch | 48ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 270,000円 | 360,000円 | 510,000円 |
- Motion 13NX
3NX | 5NX | 7NX | |
チャンネル数 | 24ch | 32ch | 48ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 270,000円 | 360,000円 | 510,000円 |
- Motion 13P NX
3NX | 5NX | 7NX | |
チャンネル数 | 24ch | 32ch | 48ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 270,000円 | 360,000円 | 510,000円 |
- Pure Charge&Go NX
3NX | 5NX | 7NX | |
チャンネル数 | 24ch | 32ch | 48ch |
対応聴力 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 | 軽度から高重度 |
防水性能 | IP68 | IP68 | IP68 |
片耳市場相場 | 332,000円 別途充電器43,200円 | 423,200円 別途充電器43,200円 | 573,200円 別途充電器43,200円 |
このほかにも防水性にすぐれた補聴器は多くありますので、補聴器店の店頭にてご確認ください。
防水補聴器の価格相場
防水補聴器の価格相場をわかりやすくご紹介します。防水補聴器の価格は性能により違いがあります。防水性の高い補聴器は片耳で約150,000円から500,000円程度となります。防水性にはあまり違いはありませんが、価格帯により使える機能や性能がことなります。防水補聴器の性能には雑音をより抑制する機能や騒がしい環境でより会話を快適にしてくれる音質調整をすることができます。静かな環境ではほとんど性能の違いは感じられませんが、騒がしい環境ではその違いが大きいです。ですので150,000円の補聴器と500,000円の補聴器ではより細かく音質調整ができるかどうかが違います。
ここからは、防水補聴器の選び方をご紹介していきますね。
防水補聴器の選び方
防水補聴器があるのは一つのメーカーだけではありません。メーカーによる防水性に関してはほとんど変わりません。しかし、補聴器の性能や機能はメーカーにより違うので自分にあう機種を選ぶ必要があります。防水補聴器を選ぶときには試聴やレンタルをして補聴器の性能を確認してみると安心です。
メーカーや機種で比較する
メーカーや機種を比較するとより違いがわかります。補聴器の性能や機能はメーカーや選ぶ機種により変わります。補聴器を選ぶ一番のポイントは使いたい機能や生活環境に対応できる性能かどうかです。防水補聴器を選ぶときにはまず補聴器の試聴やレンタルを利用して補聴器の性能や聞こえ方を確認しましょう。
防水補聴器のメリットとデメリット
防水補聴器にはメリットとなることのほかにデメリットもあります。防水補聴器を使ううえでの注意点もあるのでしっかり覚えておきましょう。
防水補聴器のメリット
- 汗や水濡れによる故障のリスクが下がる
- 水濡れを気にしなくなるので安心して使える
- 修理の負担がへる
防水補聴器のデメリット
- 完全防水ではないので故障する可能性もある
- 防水性能がある耳かけ型はレシーバが故障する可能性がある
- 定期的なメンテナンスが必要
防水補聴器の注意点
防水補聴器という名ですが完全防水ではないということを覚えておきましょう。あくまでも一定時間の浸水や水濡れに対応できるのが防水補聴器です。水に濡れたときには乾燥させることも忘れないようにしましょう。電池ロッカーにサビができたり、接触不良をおこしてしまいます。耳かけ型補聴器のレシーバー部分は機械なので激しい水濡れでは故障してしまいます。水に濡れたときには必ずお持ちの乾燥ケースや乾燥機にいれておきましょう。防水しているパッキンにも経年劣化があるため定期的な点検やメンテナンスをおこたらないようにしましょう。
まとめ
最新の防水補聴器についてご紹介しました。汗をかきやすい、水に濡れる心配があればぜひ防水性の高い補聴器をおすすめします。防水補聴器であれば、汗をかいても心配いりません。定期的なお手入れはしていただかないといけませんが故障のリスクがほとんどありません。水に濡れやすい環境で使っても防水補聴器なら外さなくても使っていただけますよ。
最適な防水補聴器を選ぶことができたら水や汗を気にすることなく快適に補聴器をお使いいただけるでしょう。