フォナック補聴器(Phonak)と合わせて使いたい便利なワイヤレス通信機器、コムパイロットⅡ(Compilot Ⅱ)についてご紹介いたします。コムパイロットⅡをフォナックの補聴器と一緒に使えば音楽やスマートホンでの通話など使える幅がひろがります。コムパイロットⅡに対応する補聴器やコムパイロットⅡの使い方についてご紹介していきますのでぜひご参考ください。コムパイロットⅡを使えばあなたの補聴器ライフがより快適になるでしょう。
ワイヤレス通信機コムパイロットⅡ
フォナックのベンチャーシリーズ(旧モデル)とビロングシリーズに対応するリモコンの役割をします。補聴器の音量の上げ下げや、プログラムを設定されている方はプログラムの切り替えもボタンを押すだけでカンタンにできます。ロジャーを使うなら受信機を取り付けるだけで使えますし、お持ちのBluetooth対応のスマートホンから、フォナックの専用アプリであるフォナックコントロールアプリをダウンロードいただけたらスマートホンでの操作も可能になります。リモコンとして以外にもスマートホンでハンズフリー通話をできたり、テレビ通信機器との接続や無線によるオーデオ機器、パソコンとの接続などとても使えることが多いのが魅力的です。コムパイロットⅡは補聴器をより便利に快適にしてくれるワイヤレス通信機器です。
コムパイロットⅡの基本の使い方
コムパイロットⅡの基本的な使い方について説明します。補聴器のリモコンとして使う場合には首にかけず、手にもって操作することも可能です。その時には補聴器から約50cmの距離で使用ください。その他のデバイスに接続して使うときには補聴器を装用している状態で首にかけて使用します。ネックループアンテナを使い接続するのでかならず首にかけなければ使用することができません。はじめに補聴器とコムパイロットⅡをペアリングしなければ作動しませんのでお使いの補聴器との接続確認をしておきます。
リモコンとして使うときには以下のように操作することができます。手に持って操作できますが約50cmの範囲内でしか反応しませんのでご注意ください。
コムパイロットⅡを使った通話とアプリの使い方
コムパイロットⅡを使えばスマートホンでの通話もラクラクです。さらに、スマートホンアプリをダウンロードしておけばスマートホンがリモコン代わりになるんです。コムパイロットⅡの使い方のバリエーションは豊富なんです。お持ちのBluetooth機器と接続するのはペアリングの作業が必要となります。
ペアリング方法
- ペアリングを行う前に、コムパイロットⅡの充電を行なってください。また、ペアリング作業を行う際は、ネックループを必ず取り付けてください
- 次に、コムパイロットⅡとBluetooth機器の双方を手の届く範囲(50 cm以内)に準備します
- 携帯電話は、あらかじめ設定メニューなどから関連する項目を表示しておきます
- コムパイロットⅡをペアリングモードにします。コムパイロットⅡの電源をオンにします。次に接続ボタンを押しながら、オーディオ状態表示が青色の素早い点滅になるまで音量調節ボタンを2秒間長押しします
- 1分以内にBluetooth機器側のペアリング作業を行います。携帯電話、PCなどはBluetooth機器の検索を行います。画面に検出された機器のリストが表示されますので、その中から「Phonak ComPilotⅡ」を選択します。PINコードやパスキーなどの入力が必要な場合は「0000(数字の0を4つ)」を入力してください。Bluetooth送信器など、画面表示のない機器の場合は、その機器をペアリングモードに切り換えます。多くの場合、自動的にコムパイロットⅡを検出しペアリングを行います
コムパイロットⅡは最大6台のBluetooth機器と接続することができ、最大5台のBluetooth機器と接続も可能です。スマートホンとペアリングできればラクラク通話をすることもできます。
コムパイロットⅡをオーデオ機器に接続する方法
コムパイロットをオーデオ機器と接続する方法について紹介します。はじめに音声ストリーミングをおこなうにはネックループを首にかけておきましょう。接続方法はカンタンです、.まずコムパイロットⅡの電源をオンにします。その次に携帯型音楽プレーヤーやゲーム機など、接続したい機器のヘッドフォンジャックにオーディオケーブルを接続します。オーディオケーブルの反対側のプラグを、コムパイロットⅡの外部入力端子に接続します。音声ストリーミングが自動的に開始され、オーディオ状態表示が橙色に点灯します。
Bluetooth機能を搭載した音楽プレーヤ等があれば、ケーブルを接続しなくてもワイヤレスで音楽を聴くことが可能です。Bluetooth機器とコムパイロットⅡをはじめて使うときには、あらかじめペアリング作業をしなければいけません。
ワイヤレスでの使い方
- コムパイロットⅡの電源をオンにします
- Bluetooth機器の電源をオンにします。機器により、自動的に再生するものとそうでないものが存在するため、必要に応じて再生ボタンなどを操作します
- ペアリングと接続の操作が正しく完了していれば、ストリーミングが開始され、補聴器から音楽が聞こえオーディオ状態表示が青色に点灯します
- Bluetooth機器のストリーミングを中断・再開するにはメインボタンを押します。ストリーミング中断中であっても、Bluetooth接続中の場合は、メインボタンを押しても補聴器のプログラムを変更することはできません。ストリーミングを終了するには、Bluetooth機器の電源を切るか、Bluetooth機能をオフにしてください。
コムパイロットⅡのバッテリー時間
コムパイロットⅡの使用時間は、お使いの状況により変わります。
使用状態 | 連続使用可能時間 |
Bluetooth接続時 連続再生 | 24時間 |
Bluetooth接続時 連続待受 | 約1週間 |
ケーブル接続時 連続再生 | 24時間 |
Roger/FM接続時 連続再生 | 24時間 |
通常、コムパイロットⅡの充電時間は約90分で完了します。コムパイロットⅡを使用しない時には電源をオフにしておきましょう。
電源ランプの表示状態
充電中 | 赤色 点灯 |
充電完了 | 緑色 点灯 |
電源オン | 緑色 2秒間点灯 |
電源オフ | 赤色 2秒間点灯 |
電池残量が10%以上 | 緑色 ゆっくり点滅 |
電池残量が10%未満 | 赤色 短い点滅 |
キーロック中 | 赤色 短い点滅が3回 |
コムパイロットⅡでテレビの視聴
コムパイロットⅡでテレビを楽しむには別売りのテレビリンクⅡが必要となります。ワイヤレス通信を利用してテレビ音声を補聴器にダイレクトで聴くことが可能です。
フォナック テレビリンク2 市場相場価格18,000円(税抜)
お得なコムパイロットとのセットもあります。コムパイロットⅡテレビパッケージ 市場相場価格48,000円(税抜)
コムパイロットⅡをロジャーに接続する方法
コムパイロットⅡはフォナックのロジャー(Roger)、FMシステムにも対応することができます。
コムパイロットⅡの商品詳細
対応補聴器 | ベンチャーシリーズ(旧モデル)ビロングシリーズ |
市場相場価格 | 30,000円(税抜) |
テレビリンクとセットになったテレビパッケージもあります。
コムパイロットⅡで補聴器をより快適に
フォナックの補聴器をより快適に使うならコムパイロットⅡがおすすめです。首にかけなくてはいけないですが、洋服の下にしておけばあまり目立つこともありません。補聴器での聞きとり以外も満足にするならコムパイロットⅡをぜひ体験してみてください。
コムパイロットⅡの試聴の際は事前のご予約をお願いいたします。理由としまして、お客さまに貸し出し中であるなど、スムーズにご案内ができないことがあります。