片耳難聴でも両耳に補聴器をする理由【クロスシステムの紹介】

クロス補聴器 a1

片耳難聴でも両耳補聴器にする理由について紹介します。片耳だけが難聴なら片側だけに補聴器をすればいいと思われがちですが、実は片耳難聴用の補聴器の中で、両耳に装用することで聞こえに大きなメリットがある機種が存在します。その片耳難聴用の補聴器がクロス補聴器です。

当サイトでは、片耳難聴で両耳補聴器がよいと言われる理由についてわかりやすく解説していますのでぜひ補聴器選びの参考にしてください。

片耳難聴は片耳だけが聞こえなくなっている難聴ですが、日常生活においてさまざまな支障がでてきます。聞こえの範囲が狭くなっているので、音に気づけなかったり、会話の聞きとりが困難になります。しかし、片耳難聴の聞こえを補聴器で改善させる方法があるんです。それが両耳に装用するクロス補聴器の使用です。

片耳難聴にあう補聴器についてはこちらもご参考ください

片耳難聴で使う補聴器のおすすめ【選び方がわかる】

ここからは、片耳難聴についてご紹介しますね。

 

片耳難聴とは

難聴 a2

片耳難聴(一側性難聴)は、片耳だけが難聴になる症状で、耳の聴覚神経に障害がおきておこります。人間は二つの耳で多くの音や声を聞きとっていますが、片耳難聴になると聞こえるのは半分だけになってしまいますので聞こえる範囲が限られてしまうんです。両耳を使っているのが片耳だけになれば聞こえのバランスも悪くなってしまい、状況により聞きとりが大変難しくなります。

 

片耳難聴の症状と原因

片耳難聴になる原因や症状はいくつかあり、ストレスの増加など神経からくることや血液の循環障がい、ウイルスの感染などがおもな原因として考えられています。片耳難聴にも種類があり、突発性難聴やムンプス難聴、中耳炎からおこったりします。症状としては高度から重度の難聴とともに耳なりをともなったりめまいを引きおこすこともあるんです。

 

片耳難聴の治療と改善方法

もし片耳難聴の症状を自覚した場合にはすぐに耳鼻科医師の診察を受けるのがいいです。片耳難聴は治療をすればかならず回復する訳ではないですが、もしないよりも治療をうけるのがいいでしょう。片耳難聴の治療は症状にもよりますが、主にステロイド剤の投与をおこなったり手術をすることで回復することがあります。

もし片耳難聴が回復しない場合には人工内耳なども考えられますが補聴器をつけることで聞こえを改善させます。片耳難聴に使う補聴器は選び方を間違えると効果がみられないこともあるので安易に選んで購入できません。まずは耳鼻科の専門医師と相談していただくのがいいでしょう。

ここからは、片耳補聴器のしくみについてご紹介しています。

 

片耳補聴器について

補聴器 しくみ

片耳補聴器は片耳だけに装用する補聴器ですが、装用して難聴の聞こえを改善してくれる働きがあります。片耳難聴なら片耳だけの補聴器をすればいいと考えると思いますが、難聴のレベルによっては片耳補聴器が適応する場合と適応しない場合があります。

片耳難聴のレベルが軽度難聴や中度難聴の場合は一般的な片耳のみの補聴器を選んだ方が効果的な可能性が高いです。補聴器をつけることで難聴のある耳の聞こえをそのまま補うことができるでしょう。補聴器の適応についてはまずは専門の耳鼻科医師の診断をうけるようにしてください。

片耳補聴器で聞こえが改善できる人は次のような聴力レベルの方です。

片耳難聴 軽度

片耳補聴器の仕組み

補聴器は、アンプとスピーカー、マイクとコンピューターから成り立っている医療機器です。聞こえを改善させるしくみは、音の増幅をおこなうことはもちろんですが個人の聴力レベルにあわせた音の調整を自動でしてくれるなど今の補聴器の技術は大変すぐれています。補聴器は種類が多くありますが、難聴の程度によって選べるようになっているんです。

 

片耳補聴器のメリットとデメリット

片耳補聴器をつけることで出てくるメリットとデメリットですが、装用のメリットは低下した聞こえを改善できるので聞こえの範囲が広がります。音の方向性もわかりやすくなり、複数人の会話も聞くことができるでしょう。

デメリットをあげればメリットよりも少ないですが、補聴器を使うための電池代などのコストがかかったりメンテナンスも必要になります。

 

片耳補聴器の価格相場

片耳補聴器は安い機種でも調整できる補聴器なら50,000円から高い機種になると500,000円ほどになります。価格には大きな違いがありますが、価格の違いには補聴器の性能も大きく関係しているので自分の使うシーン、生活環境にあわせて機種を選ぶのがオススメです。

機種のグレードによっては対応できる環境も変わりますので価格だけではなく、性能も考えて選ばなければいけません。

ここからは、両耳に装用するクロス補聴器についてご紹介しますね。

 

両耳補聴器(クロス補聴器)について

クロス補聴器 a3

片耳だけが難聴なのに両耳に補聴器をつける意味がわからないかと思います。高度難聴や重度難聴の片耳難聴では、片耳補聴器をつけても聞こえを補えない場合があります。言葉の明瞭度の関係もあり、補聴器を着けても言葉が理解できない、音しか入ってこないという結果になります。

クロス 聴力

このように両耳の聴力に約50dB以上の聴力差があったり、言葉の理解力が低下していれば片耳補聴器だけでは聞こえの改善が難しいです。

 

クロス補聴器について詳しくはこちら

片耳難聴用クロス補聴器(CROS)

両耳補聴器の仕組み

片耳難聴を補う、両耳補聴器のしくみをわかりやすくカンタンに説明します。片耳補聴器は通常の補聴器を装用し、もう一台補聴器に音を飛ばす特殊な機種、クロス補聴器を装用して改善させるというしくみです。

片耳難聴用に使うクロス補聴器は一台は送信機で、もう一台の補聴器を受信機として使います。送信機と受信機なので両耳間で音声の通信をすることが可能になるんです。難聴のある耳にクロス補聴器をつけて、健康な耳には補聴器をつけます。難聴側のクロス補聴器が拾う音を健康な耳の補聴器に送信して健康な耳で難聴側の音声を聞くことができるんです。

 

両耳補聴器のメリットとデメリット

両耳につけるクロス補聴器で得らることができるのは聞こえの幅を広げられることです。クロス補聴器なら難聴側からの音声を健康な耳で聞けます。そのため難聴側で発生するモノ音など、今までよりも早く気づけます。会話の聞き間違いや聞き逃しが減少したり、苦手になる複数人での会話も今まで以上に積極的に参加することができるでしょう。

クロス補聴器を着ければ自分の居場所を考えなくてもよくなり、片耳だけで集中して聞かなくてもいいので疲れやストレスも減少できるでしょう。デメリットは二台が常に通信しているので電池の消費が早くなってしまいます。ほかに電池代などコスト面や、片耳で聞くのではじめは慣れにくかったり音の方向感をつかみにくいなどがあります。クロス補聴器はメリットの方がおおいのでデメリットに関してはあまり感じないかもしれませんね。

 

両耳補聴器の価格相場

クロス補聴器の相場は、補聴器と組み合わせるためにどうしても高額になりやすくなります。クロス補聴器の機能はすべて同じなので、よい性能にしようと思えば性能のよい補聴器を選ぶ必要があります。

クロス補聴器単体の相場はおよそ100,000円からとなり、補聴器とは違い課税商品です。クロス補聴器に対応できる補聴器は150,000円ほどから500,000円まで幅広くあります。クロス補聴器でよく選ばれる相場は250,000円程度から300,000円前後ですので、これくらいの金額を最低限必要な予算としてお考えください。

クロス補聴器の価格について詳しくはこちらをご覧ください

クロス補聴器の価格の違い【ギモンを解決!】

まとめ

クロス補聴器 改善

片耳難聴にオススメできる両耳補聴器についてご紹介しました。片耳難聴でも両耳に補聴器をつけて聞こえを改善する方法がクロス補聴器の使用です。クロス補聴器を着けると今まで聞こえなかった方向の音も声も聞ける大きなメリットを得られます。

片耳難聴で聞こえなかった悩みを解決してくれるのがクロス補聴器です。あなたにあう最適なクロス補聴器が見つかれば聞こえの世界が広がり、人とのコミュニケーションもより積極的になれるのではないでしょうか。

 

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